行き先のあてもなく、まずは一戸(いちのへ)町観光だ!
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2002年5月19日(日)
一戸町のインターで降りると、高速ならば1時間かからずに着きました。なーんだそれなら下を来れば良かったかな、なんて思いましたが、行き先も決まってない旅ならできるだけ早く着いたほうが良いことは、後からわかりました。
藤島のフジ
噂では日本一の大木とのこと。こんなところにも日本一が。昔、藤の周りに堀が掘ってあって、まるで島のように見えたことから藤島と呼ばれるようになったとのことです。あいにく天気が悪く小雨が降っている中の観賞でしたが、確かにとてつもなく大きな藤でした。
この藤の木はちょうど小学校の門の所に2つ大きな藤があります。左には藤島のフジ、そして右側には観音堂の藤。花の咲き具合は観音堂の藤のほうがきれいに咲いていました。藤島のフジはあまりに巨大すぎて日が当たらないせいか、遥か高い上の方にだけ花が咲いていました。観音堂の藤は、藤島のフジの子孫だそうです。
藤島の藤は、中央に巨大なカツラの木があるんですが、途中からぽっきりと折れており、今では鉄柱で支えています。日本一の藤ではありますが、支えている木を見ると本当に長い間御苦労さんです、と声をかけたくなりました。
一戸町の国道4号線は、馬淵川(まべちがわ)という川に沿って走っています。結構川べりは木が茂っていて、どこもかしこも自然の藤が花を開いていました。これだけたくさん、そして見事な自然の藤を見るのは初めてかも知れません。また町の中にも藤棚を作って庭に飾っている家が多く、昔から藤がたくさん生えていたんでしょね。というか、山の中なら藤ってどこにでも生えてんのかなぁ。
一戸町散策
ツーリングマップルを見ると、藤島のフジの他にも遺跡などが多くあるところらしい。そこで地図を片手にいろいろと散策してみることにしました。
日本一の珪化木
こちらもまたまた日本一。珪化木って何のことかわかりませんでしたが、現地で直接見て説明を読んだらやっとわかりました。国道4号線から山の方に分け入り、ほんとうにあんの?と思いつつ行くと山道を下がった小さな川沿いにそれはありました。
昔、森の中にこの太い木(セコイアの種類)が立っていて、それが土に埋もれて石になったものが珪化木とのこと。遠くから見ると石には見えませんので、太い切り株だなぁ、ってことになっちゃいますね。下を流れている細い川がミソなんだと思います。今までずっと埋もれていた珪化木が、がけ崩れや川の流れで地表に出てきたんですね。一戸町は太平洋寄りの北上山地の中にあります。北上山地はとても古い地層でできているため、温泉などは出ませんが、こういう化石や琥珀なんかは多く産出されるみたい。
御所野縄文公園
地図に載っている遺跡はそろそろ終りだったのですが、道路を走っていると縄文公園はこちら、という看板がやけに目に付くので、看板に従って走っていってみることにしました。私はあまり気になりませんが、奥さんの家系がこの手の看板や道端ののぼりにはめっきり弱い家系で、ドライブ途中にこれでもかとのぼりが立っていると、脳裏にすり込まれるのか必ずそちらに行かないと気が済まないみたい。今回はこの習性に従ってみることにします。
とっても真新しい博物館です。 入り口はつり橋のようになっていて、ここを渡ると博物館です。 高いところが苦手な奥さん、途中で右往左往していました、、、 御所野縄文公園というのは、どうやらついこの間できたばっかりの所のようです。とっても新しい建物で、アトラクションなんかも最新式の装置でした。それで、何の公園かというと、縄文時代の竪穴住居が火災で焼けてしまい、通常の家ならば屋根材などの木材は腐って残らないものが、焼けて炭になった木材がきちんと残っていたり、屋根の上に盛っていた土も焼けて残っていて、どのくらいの量を屋根に乗せていたか、などがわかる遺跡なんだそうです!これには私もびっくりしました。
今まで古代の遺跡というと、柱が立っていた穴です。とかこの掘ってあるところに人が住んでいたんです、とかいう二次元のものしか見たことが無かったのに、たまたま住居が焼けてしまったために三次元での情報が残っているんですもん。屋根の構造などはもう想像ではなく、証拠が実際に残っている。私はこのことにとっても驚きました!
一戸町には他にも遺跡がいくつかあるらしく、壊れずに残った多量の壺とかが一杯展示してありました。その量にも驚かされたんです。うーむ、なかなか来ることがない岩手県北部、一戸町も、来てみるとけっこう楽しいことが多いぞ!
外にも遺跡を復元した公園がありましたが、外は雨だったのでそのまま車へ。そして、車に乗ったのが午後4時ころです。行き先目標のネタも尽きました。そろそろ今日の宿をどうするか考えなくちゃいけない。車内泊にするにしても、明日どこを走るかを決めておかないと動きようもありません。
ここで奥さんの素晴らしいヒラメキが、私たちの今日、そして明日を明るいものにしたのでした!